関ヶ原の合戦で勝利をおさめた徳川家康は、1602年(慶長7年)5月に二条城の築城を開始した。当時家康は伏見城を居城としていたが、豊臣秀吉に代わる天下人として朝廷や諸国諸藩にその威勢を示すための政治的な理由であった。翌年には完成、家康は公家衆や諸大名を招き、華やかな祝儀が行われた。1611年(慶長16年)には秀吉の遺児である豊臣秀頼と対面。大坂冬の陣・夏の陣では幕府の本陣が二条城に置かれた。
1626年(寛永3年)の後水尾天皇の二条城行幸には、三代将軍家光により大規模な改修と増築が行われた。新たに本丸部分を設け、殿舎を新築し、西南隅には伏見城の天守閣を移築した。幕府の力を誇示し、公武和合の政策を天下に示すための威信をかけた築造であった。その後、十四代将軍家茂の入城までの230年余りは将軍が入城することはなかった。
230年ぶりに将軍として二条城に入城した家茂は攘夷をめぐる朝廷と幕府の軋轢の中で死去。1750年(寛延3年)の落雷により天守閣を失い、1788年(天明8年)の大火で本丸御殿が焼失した二条城は荒れ果て、往時の面影はなくなっていた。家茂の後を継いだ徳川慶喜は万策つき、1867年(慶応3年)10月13日、二の丸御殿の大広間において諸大名を集め大政奉還を宣言した。
大政奉還後の二条城は朝廷に接収され、明治元年には現在の内閣にあたる太政官代が置かれる。1884年(明治17年)には宮内省所管となり二条離宮と称された。1893年(明治26年)に京都御所の桂宮御殿を本丸に移築。1893年(昭和14年)には、宮内省より二条離宮が京都市に下賜されている。
二条城は京都市内の中心部にあり、京都駅からはバスで15分ほどの堀川通り沿いにあります。北東には京都御所があります。周辺には徒歩でいける観光名所が少ないのですが、地下鉄やバスなど交通機関は比較的充実していますので、他の観光名所へのアクセスが可能です。ちなみにJR二条駅から二条城までは徒歩で15分ほどかかりますので、歩くのが嫌な方はJR京都駅からバスもしくは地下鉄をご利用ください。
JRをご利用の場合は、JR京都駅かJR二条駅で下車ください。JR二条駅からは徒歩で15分ほど。JR京都駅からは京都市バス9・50・101号系統に乗車し「二条城前」で下車ください。二条城入口の前にバス停があります。地下鉄でのアクセスは京都駅から烏丸線「烏丸御池」で東西線に乗換えて「二条城前」で下車ください。
阪急電鉄をご利用の場合は「烏丸駅」で下車ください。烏丸駅からは京都市バス12・101号系統に乗り「二条城前」で下車ください。二条城入口の前にバス停があります。
京阪電鉄をご利用の場合は「三条駅」で下車。三条駅で地下鉄東西線「三条京阪駅」に乗り換え「二条城前駅」で下車ください。
二条城には有料の駐車場が216台ほどあります。1,800円で1日券(24時間券)が利用できますので、二条城に車を置いて観光というのもよいかもしれません。京都南インターチェンジより1号線で北上し、20分程度ですので比較的自家用車でのアクセスが容易な場所です。